円安とは?小学生向けわかりやすい解説
円安とは?
日本のお金である「円」が、他の国のお金に対して価値が下がることを「円安」と言います。例えば、1ドルが100円だったものが、円安になると1ドルが120円になるような状態です。
円安になると何が起こる?
円安になると、日本から海外へ旅行したり、海外からモノを買ったりするのが高くなります。なぜなら、同じモノでも円安になると円の価値が下がり、より多くの円を支払わなければならなくなるからです。
逆に、海外から日本へ旅行したり、日本からモノを売ったりするときは安くなります。なぜなら、同じモノでも円安になるとドルなどの価値が上がり、より少ない円を受け取ればいいからです。
円安の原因
円安になる原因はさまざまですが、主なものは次のとおりです。
- 日本経済が弱まっている
- 海外経済が強まっている
- 日本政府が円安を望んでいる
円安は良いこと?悪いこと?
円安は良い面と悪い面があります。
良い面
- 海外旅行や海外製品の購入が安くなる
- 日本企業が海外でモノやサービスを売って儲かりやすくなる
悪い面
- 海外旅行や海外製品の購入が高くなる
- 日本企業が海外からモノやサービスを買うと高くなる
小学生向けのたとえ話
円安を分かりやすくたとえるなら、次のようになります。
ある日、隣のお家に遊びに行ったら、昔より隣のお家の大きさが小さくなりました。でも、自分の家は何も変わっていません。つまり、自分の家に比べて隣のお家が価値が下がったことになります。これが円安です。
円安になると、自分の家のもの(日本のお金)が隣のお家のもの(海外のお金)よりも価値が下がるので、隣のお家のものが高くなります。逆に、隣のお家のものが自分の家に来る場合は安くなります。
まとめ
円安とは、日本のお金である円が他の国のお金に対して価値が下がることで、海外からモノやサービスを買うのが高くなり、海外にモノやサービスを売るのが安くなります。円安には良い面と悪い面があり、日本経済や海外経済、日本政府の政策によって影響を受けます。